パレートの法則
パレートの法則
イタリアの経済学者、社会学者でもあるヴィルフレド・パレートが欧州国や米国の統計データを基に所得配分の研究を行った結果この法則が唱えられました。パレートの法則そのものは経済の面で得られた情報を基に唱えられたものですが、経済以外にも自然現象や社会現象に至るまで当てはまると言われる優れた法則です。この法則の別名は「2:8の法則」と言われるように、その概要は“大部分は少数の要因によって決定される”ということです。具体例で言うと
・販売している商品の20%が80%の売り上げを作る
・全顧客の20%が80%の売り上げを作る
・全従業員の20%が80%の売り上げを作る
・全部品の20%が故障の原因の80%を占める
・税金を納める上位の20%が税金総額全体の80%を負担している
・全体の20%が優れた設計ならば実用上80%の状況でその成果がでる
同時に彼は経済・社会体制が異なる国々においてもこの法則が成り立つと言っています。
ビジネスに応用
では、このパレートの法則をビジネスに応用してみましょう。
1、まず、人は時間という止められない流れに乗って生活している以上は必ず限界があります。その限られた時間の中で全てを完璧にするのか、それとも重要な点だけに的を絞るのか。これはビジネスの面では特に言えることですが、重要な点だけに的を絞る方が成功する確率が高くなります。全てを完璧にしようとして全てが中途半端な状態になるケースは日常生活でもよくあることですし、ビジネスにおいては視点や目的を見失う要因になるのです。「少数の要因によって全てが決まる」と腹をくくり、重要な点から的を離さないことが大切です。
2、新しく事業を始めたいけど、必要なものを全て揃えるのに費用がかかり過ぎてしまう。これはよくあるケースですが、その事業を行うにあたり本当に重要なものは何なのかを考えます。「少数の要因によって全てが決まる」ことが事業を始める上でのリスクを減らし予算の見直しを行えるきっかけになるのです。
3、残念なことですがビジネスには必ずトラブルが付き物です。そのトラブルを避けるためによく保守的になってしまう人が多いのですが、きちんと経営方法などを整えておけばトラブルを避けることができます。しかし、事業主はやることが多いため、経営方法を全て整えることはとても困難なことかもしれません。そこで、最も重要な部分に的を絞り整えることで大半のトラブルを回避することができるでしょう。また、保守的になっているライバルを突き放すチャンスが生まれます。
このようにパレートの法則を頭に入れておくと目標や改善点、時間の使い方などの考慮に非常に役立ちます。
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